■ 改善された設備 その1 談話室
簡易宿所だった頃の宿泊者用の部屋を改修し、広い談話室を作りました。ゆったりとしたスペースの談話室では、くつろいだり、他の入居者と楽しく会話をしたり、テレビを見たり、将棋を指したりと、様々な利用の仕方が可能です。
また、談話室を利用して週に1度のモーニング喫茶や、季節ごとの催し物などを行っており、多目的ホールとしてもその役割を果たせるようになっています。
こうしたオープンなスペースの存在によって、人と話したり、触れあったりすることが可能となり、入居者同志の温かな交流が育まれます。
談話室の無い福祉アパートでは…・・・?
談話室が無い場合、コミュニケーションの機会が減り、孤立してしまうということがあります。
これまでの生活形態・就労形態に基づいた習慣から、継続的なコミュニケーションを苦手とする入居者が少なくありません。このことから時に、他の入居者とトラブルが生じたり、最悪の場合には再び路上生活に戻ってしまう可能性もあります。
■ 改善された設備 その2 高齢者にも使いやすい、バリアフリーの共同浴場
高齢者や身体障害者の存在を念頭に入れ、サポーティブハウスでは誰もが利用しやすい、バリアフリータイプの共同浴場に改修しました。
毎日使う設備だからこそ、入居者にとって衛生的で利用しやすいものを用意しました。
共同浴場を設置していない福祉アパートは、実は数多く見られます
入浴は、日常生活を送るために必要なものですが、多くのコストを要するために共同浴場を設置しない福祉アパートも散見されます。とりわけ体が不自由な入居者の場合、銭湯まで足を運ぶのは多大な負担を要するものと考えられます。
■ 改善された設備 その3 玄関口、廊下、トイレをバリアフリーに
玄関口や廊下、トイレなどもバリアフリー化を施してあり、お年寄りや体の不自由な方にも優しい居住空間となっています。
■ 改善された設備 その4 各室内の電気容量を大幅にアップ
簡易宿所という仮住まいの形態から、恒常的な居住形態へと変化するにあたって、電気メーターを各部屋に設置し、様々な電化製品の利用や、室内での炊事が可能となるよう、電気容量を増やす工事を行いました。